レーシック手術後は結膜炎になりやすいの?

銀座眼科事件以来、レーシックを受けると感染症になる、といったネガティブなイメージが根付いてしまいました。
残念なことです。

レーシックは角膜に傷を付ける手術ですので、手術直後は確かに感染症にかかりやすくなります。
これはレーシックに限ったことではありません。
手術をすれば、どんな手術であれ感染症のリスクはありますし、切り傷・擦り傷だってそこからばい菌が入る可能性はあります。
そのために術後、しばらくの間は毎日目薬をさすのです。

結膜炎はウイルス(主にアデノウイルス)やアレルギーによって起こる結膜の炎症です。
充血・目ヤニ・まぶたの腫れ・目がゴロゴロする・ちょっとした光でまぶしさを感じる、といった症状が出ます。
適切な治療を施せば1週間から10日ほどで症状は治まりますが、変な進行をしてしまうと角膜炎になり、失明の危険も出てきます。
レーシックを受けていようが受けていまいが、違和感等が気になるようでしたら、早めに眼科を受診するようにしましょう。

結論から言いますと、一定期間が経ってフラップ(角膜につくられたフタ)が落ち着いたら、レーシックと結膜炎の因果関係はなくなります。
にも関わらずレーシックを受けると結膜炎になりやすいという噂が出るのは、一部の悪徳クリニックによるずさんなレーシックのせいです。
冒頭に登場した銀座眼科事件はレーシックを受けた患者の10%が感染症になった事件です。
とは言っても、レーシックそのものが感染症を引き起こしやすい手術というわけではありません。

銀座眼科では手術に使う装置の点検を開業以来1度も行っていないというとんでもないことをやっていました。
さらに消毒装置も故障したまま使われており、完全な消毒ができていなかったり、手術に使う特殊なかんな(マイクロケラトーム)の刃を使い回していたり、手洗い・手袋の着用をせずに素手で手術を行っていたというあきれた事実も明らかになっています。
これでは感染症にかからない方がおかしいというものです。

結局、銀座眼科の院長は逮捕され、2年間の実刑判決を受けました。
この事件を教訓に、各クリニックは施術の品質向上につとめているようですので、ある程度名前の通ったクリニックであれば、感染症のリスクは相当低いものと思われます。
それでも気になるようでしたら、カウンセリングの際に遠慮なく質問して、衛生管理は完璧か確認しましょう。

Copyright (C) 最新眼科治療 All Rights Reserved.